2006年07月30日

ファントム

♪夜のために着替えーをしよーぅ
♪ドレスを着てさぁオーペーラーへ〜

というわけで、宝塚花組「ファントム」を見てまいりました。

初演は、宙組で上演。これが評判良かっただけに
今回の短いスパンでの再演はどうなるか期待しておりました。

開演前に購入したパンフレットを読む。
初演時にパンフが売り切れたという、めったにない状態になった作品のためか
今回のパンフはかなり気合が入っている。
写真がいつに無く綺麗。

舞台には「Phantom」と書かれた幕が降りている。
中央にロウソクが1本あるデザインなのだが、ロウソクの下の絵が変わっていた。
初演はファントムの仮面だけだったが、今回は仮面の下に顔が。
ぎゃー、怖ぇー。
しかし、パンフを見ると、顔があるバージョンの方が元のデザインなのね。

さてさて、開演。

…オーバーチュアがない。
海外モノのミュージカルはオーバーチュアがある方が多いし、初演時はあったので
すっかり油断してた。
オーバーチュアが流れている時のワクワク感が好きなのに(涙)
まったく心の準備が出来ないまま、ファントム登場。

いや、さすが春野寿美礼氏。
相変わらず素晴らしい歌声っす。
いい感じにマントをばっさばさ翻して踊って、オープニングは終了。

この後は初演を見ているため、ストーリーはそこそこに
初演との相違点を中心に観る感じに。

まず、一幕のキャリエールの歌がカット。
これで一幕のキャリエールさんの存在感はますます薄い状態に。
まぁその分、二幕の驚きは増すのかもしれないが。

他には、説明台詞がかなり増えている。
従者’S(宝塚版ファントムにはなぜか部下みたいなのが12人も居ます)は元々は何だったのか、
キャリエールが結婚できない理由とか。

あと、舞台装置が結構変わっている。そこにお金をかけたのね…。
前回よりさらに増えたロウソクとか、ちょっと豪華になったシャンデリア。
シャンデリアの揺れ方が不自然だけど。ピストル一発なのにもの凄い揺れ方。

前回の隠れポイントだった「タイターニア」のシーンは、指揮者にライトが当たるように。
全然、隠れポイントじゃなくなった。

春野氏、「世界のどこに」はあえて伸ばせるところも切っているような印象を受けたが
一幕最後の声の伸びは良かった。

カルロッタ役の出雲さんは、前回と変わらず素晴らしい。
変な笑い声も入ったことだし。

真飛氏は、熱血なシャンドン伯爵。ファントムを追いかけて行くところは納得。
クリスティーヌを探しても見つからない、疲労感あふれる演技はよし。

『人間』ファントムの所以ともいえる二幕の回想シーン。
最後のオチが分かっている今回は、一つ一つの台詞がいちいち泣けた。
無邪気なエリックが不憫です…。

地下の森のシーンは、偽物っぽさがさらに増していてGOOD。
春野氏の「私を産んだ母」の前の絶叫は、悲鳴に近い感じで好き。

そして、この作品最大の見せ場『銀橋のシーン』はやはり凄い破壊力。
彩吹氏の素晴らしい声量もあいまって、その後は客席のあちらこちらから鼻をすする音が。

この作品、やはりファントム役の歌唱力が上がるだけで説得力が違う。
でも春野氏のファントムは、カルロッタ殺害のシーンが一番似合うと思ったのは
私だけではないはずだ。たぶん。
ラベル:宝塚歌劇 花組
posted by かぐら御前 at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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